2010.02.08
最初に考えていた旅の予定ですが、見事にコース変更しまくりました。
やはり道が凍結して危ないので遠回りをしたり、行きたい村も断念せざるを得なかったり。
凍結と言ってもただの雪道ではなく、川が氾濫したように道に流れ込み、それが凍り、その上にまた水が覆いかぶさり凍りを繰り返し、氷の山みたいなものが出来ていました。
さすがにそれに道を阻まれると太刀打ち出来ません。
ホテルの室内の気温も氷点下一桁。
洗面器の中の水が凍り、歯磨き粉もなかなか出ない。栄養スナックにかじり付くとバキッと折れる音がしたり…。
水道管も凍っているので水が出ず、電気もしょっちゅう停電していました。
でも電気が通っている時は、大抵のホテルに備わっている電気毛布のおかげで結構暖かく、さらに持参したミニ湯たんぽと水筒に熱湯をもらいベッドに持ち込むとポカポカ。
こうやって毎晩寒さをしのいでいました。ほとんどベッドの中。
ホテルの人は「(冬じゃなくて)夏においでよ~」と残念そうな顔をしていたけど、私は冬に来たかったの!
そりゃ寒いし閉まっているゴンパ(お寺)も多いけど、冬にしか見れないものもある。
6,000m級の連なる雪山は綺麗だし、雪で霞んだ聖地は神秘的な雰囲気。
巡礼者は冬に激増し(冬は仕事がないので)、道中にも五体投地をしながら這うように聖地に向かう人をいっぱい見かけました。
人々は凍った川の割れ目の冷水で洗濯をし、暖かい民族衣装をフル装備で着用。
冬はいないと思っていた遊牧民も凍結した川を渡り、雪と雪の間の草を探して移動していました。
こういう風景は冬じゃないと見れなかった。
派手ではないけど静かで厳粛。夏よりもディープなチベット世界でした。
